いつからそう思うようになったのか

電車で見かけた、大きな荷物を持ったお婆ちゃん。顔も疲れてて、しんどそう。

席を譲ることはあっても、若い頃は、なんだかさえないなぁ‥と目に映ってました。

「あれ?ひょっとして自分の母親も電車でそう見られてたりするのかな‥」

いつからかそう感じるようになりました。

大きな荷物は息子ん家に持って行くお惣菜なのかも、作るの大変だったかもなぁ‥とか、孫への荷物なのかなぁ‥とか‥。

見てたのは遠くにいる母親の姿だったんですね‥。

それに気づけなかったんです、昔は。

加圧ジムで見かける、スタジオで運動するお年寄り。動きもぎこちないし、ウェアもちょっとかっこ悪い感じ‥。

でも、かっこ悪いのは僕の方でした。

歳とってるのに運動頑張っててすごいなぁ‥、本当に素敵だなぁ‥と、今では心から感じます。

歳をとると、外見以外のものが少し見えるようになるのでしょうか。

努力して、失敗して、少し上手くいって、また失敗して。
喜んだり、悲しんだり。悩んだり、考えたり。

果てしないその繰り返し。

どんどん忙しくなり、仕事に忙殺されまくってますが、とても幸せでもあります。

現役を退けばゆっくり振り返る日も来るのでしょうか‥。
とにかく一日一日、足元を見つめながら、懸命に歩いていきたい、必死に生きていきたいです。

いつからそう思うようになったのか